気がつけば9月が始まるも、変わらず蒸し暑さの続く毎日ですね。
積乱雲が立ち並び太陽を覆い隠している、何とも言えない天気が続いておりますが
太陽が顔を出せば、暑いはずなのにどこか秋の静けさを感じます。
大雨や台風で慌ただしかった今年の夏ですが、それももう終わりが近づいているようですね。
さて、今回はフルオーダーメイドのセットリングをご紹介いたします。
まずはエタニティのご婚約指輪から。
同じサイズのダイヤがきれいに並んだデザインを「エタニティリング」と呼びます。
宝石が途切れることなく石留されているデザインが永遠を連想させるところから
「永遠=Eternity=エタニティリング」と呼ばれるようになったそうです。
石が全周していると「フルエタニティリング」、半周程度ですと「ハーフエタニティリング」と呼び
今回はのちのちサイズ調整が可能な「ハーフエタニティ」をお作りいたしました。
こちらはのちのちのサイズ直しを考慮し、全体から3分の2程度まで石留したデザインです。
リング上下にわずかな縁を残し、指輪にダイヤを埋め込む彫り留加工の構造は
普段使いでも石外れのリスクが低く、耐久性に優れています。
輝かしさを残しつつもメリハリが生まれ、上品でありながら引き締まった仕上がりに。
続いて、斜めに立体感のあるマリッジリングのご紹介です。
お二人ともご自身の肌馴染みに合わせ、K18YGとK18CGをそれぞれ選ばれました。
重ね付けの事を考えたレディースの結婚指輪はエンゲージリングと同じイエローゴールドに。
ゴールドとダイヤモンドの輝きが溶け込むことなくお互いをはっきりと際立たせてくれています。
お二人ともデザインは同じなのですが、レディースは正面にダイヤモンドを留め
メンズは立体感をつけてマット加工にすることで、それぞれ違った魅力のある仕上がりに。
重ね付けすることを1番に考えているからこそ、どこまでも仕上がりにこだわれるオーダーメイドで。
リング同士が馴染みあい、お互いを引き立たせ合うセットリングが出来上がりました。
K様、この度はルシェルでご婚約指輪とご結婚指輪をお作りいただきまして、ありがとうございました。
文責 山口