天気も気温も良好な日々が続いたGWでしたが、明ければ曇り空ばかり。
沖縄は既に梅雨入りしているようで、九州でもほんのり雨のにおいが鼻を掠めます。
青々とした葉を揺らし肌を静かに撫でるそよ風を想いながら、今は静かに空を眺めてばかりいます。
さて、今回は結婚指輪の手作り風景をご紹介。
1年程前にご婚約指輪をお作りさせて頂いた新郎さまが、
プロポーズの成功後、お二人で一緒にご来店くださいました。
マリッジリングは自分達で手作りしたいと決めておられ、早速手作りプランにて打ち合わせへ。
新郎さまがエンゲージリングをご検討頂いた時と同じように、
今度はお二人揃ってじっくり時間を掛けながらデザインをご検討下さいました。
長崎県とご遠方にお住まいにも関わらず何度もご来店いただき、
デザインだけでなく内側の彫刻など、細部まで丁寧に打ち合わせを進める事ができました。
手作り当日にはペアルックでご来店下さり、仲睦まじいお姿をカメラに収めたいと心が躍ります。
最初は少し緊張したご様子でしたが、少しずつ楽しそうな表情に変わるお二人。
ですが手元にはしっかりと集中しておられ、とてもスムーズにWAX(ワックス)を削って下さいました。
手作りされている姿を撮ったり、指輪の丸みや立体感などお互いのリングを確認し合ったり
些細なことでもお二人の時間を大切にして下さり、楽しい時間を過すことができました。
完成したWAXはPt900へ鋳造し、最後の仕上げは職人が丁寧に行いました。
内側にはお二人の記念日と誕生石であるトルマリン(10月)とガーネット(1月)をそれぞれお留めしております。
正面の立体部分にはそれぞれマット加工とダイヤモンドの石留を施し、
普段使いしながら手元を優しく綾なす結婚指輪に仕上がりました。
S様、この度は結婚指輪を手作りしていただき誠にありがとうございました。
文責 山口