10月に入りましたがまだまだ暑い日が続いています。

朝夕の涼しさで秋の足音が聞こえてきますが、本格的な訪れはもう少し先でしょうか。

今日は、先日ご納品させていただいた手作り婚約指輪をご紹介いたします。

婚約指輪を手作りするという選択は、誰しもが選ぶ方法ではないと思いますが

唯一無二のエンゲージリングが完成し、込められた想いが伝わる特別な方法です。

最初は職人制作によるオーダーメイドや、ダイヤモンドだけでプロポーズする方法を検討されていましたが

「せっかくならサプライズで想いを伝えたい」との強い想いで手作りしてくださいました。

手作り婚約指輪は、その構造の面から職人の仕上げ段階でダイヤモンドが留まるため、

結婚指輪よりも手作りする作業の難易度が上がります。

ひとつひとつの工程を職人が丁寧にお伝えさせていただきながら、集中して指輪作りを楽しんでくださいました。

手作り後のWAXはそのまま原型として貴金属へ変えるための鋳造工程を経て

今回はシャンパンゴールドへと生まれ変わりました。

上部の切れている部分に、ダイヤモンドがセッティングされる石座の部分が入ります。

完成したエンゲージリングは、ご自身で手作りしていただいたヤスリの凹凸が生かされた

ハンドメイドの温もりを感じる世界に一つだけの指輪に仕上がりました。

後日お相手の方の誕生日に無事プロポーズされ、成功されたとのご報告をいただき

職人やデザイナー皆が笑顔に包まれました。

これからご結婚指輪を一緒に手作りされるおふたり。

今度はどんなマリッジリングが完成するのか、皆楽しみにしています。

文責 細井

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