日、心が塞がるようなニュースが続いておりますが
そんな中でも心が温まるような出来事がありましたので是非ご紹介させてください。
広島県よりメールオーダーでご結婚指輪をご依頼いただいたY様。
お問い合わせ時、披露宴の日まではおよそ1か月でした。
「ダメもとで… 」とのことでしたが、せっかくルシェルを見つけて下さったご縁、
私達もできる限り精一杯を尽くしてみたい!と思い、
無事に披露宴前に指輪をお届けすることができたのでした。
しかし、ここから続きがあるのです。
通常だと県外からのメールオーダーの場合は、お客様と一度も顔を合わせることなく
指輪のお届けになることがほとんど。
しかしながら、メールでの打ち合わせをメインに指輪作りを進めていく中で
ルシェルのアトリエにも興味を持ってくださり、
ご納品後にご家族で佐賀まで遊びに来て下さったのです!
折しも3月初旬はコロナウイルスの影響がどんどん拡大していくさなかで
新婚旅行がわりの中部地方への旅行がキャンセルとなり、
影響の少ない九州へと行き先を変更してくださったのでした。
おかげと言っては変なのですが、コロナウイルスの影響がなければ、
こんな形で直接お会い出来ることも早々無かったかもしれないと思うと、
ご縁の不思議や有りがたさを感じられずにはいられない出来事でした。
メールオーダーで、直接お会いすることができない場合であっても
私たちはいつも指輪を着ける方のことを想像しながら指輪作りをしています。
指輪というひとつの「もの」であっても、そこに込められた作り手の「思い」は
きっと伝わるといつも感じているからです。
どんなシーンであっても、最終的に行き着くところは「人」であり
その「人」に喜んでいただくことが、このお仕事をさせていただくうえで
何よりもかけがえのない大切なことだと思うのです。
世界的に辛く苦しい時が続いていますが、感謝の気持ちを忘れず
皆で力を合わせてこの苦境を乗り越えていきたいですね。